お女中でござる
 
 

 

南の楽園〜竹富島の某民宿の元お女中、お玉の絵と写真と日記はコチラから↓

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2000,10,16

こんなところまで、観に来てくれてありがと。
お姉さんはうれしいよ。
いや〜、夏の疲れがたまっててさ。
誰か、肩もんで〜(笑)『お女中でござる』の親ホームページ『T-DON』の管理人さんが、この頃ミョーにはりきっててさ、
「おい、お玉、アクセス数をもっとふやすぞ」って、鼻息荒い。で、今回のように、お女中部屋、模様替えすることになったんだよね。
新しい表紙に載せるために、ちょいと脱いでセミヌードの写真を撮って送ってこいとか、「かわいい日記」を毎日書いてアップしろとか、すごいことを要求されたよ。

いやはや、びっくりしたねえ。なんでも、ホームページのお客さんを増やそうと思ったら、「かわいい日記」を毎日更新するっていうのは大事なポイントらしい。確実にアクセス数があがるんだと。
そんなもんなのかねぇ。いったいどういう客層を想定してるのかねぇ。まあ、「リンク」っていう言葉もなんのこっちゃ解らんような「パソコン原始人」の私が、まがりなりにもホームページを持てたのは、管理人さんのお陰なので、できる範囲で協力する事にしたんだよね。この雑文、一応は毎日を目標にするけどさ、お女中稼業も結構忙しいから、まあ書けるときに書くということで。しかし、セミヌードはなぁ。いかんやろ。やっぱり(笑)。

この夏、水牛と一緒に撮った水着の写真、前に載せた画像ね、あれぐらいの露出がアタシの限界だよ。
代わりに、可愛い女の子のイラストを描いて、ちょくちょく更新するっていうことで堪忍してもらって、あと、アタシのプロフィールのページもつけたした。
で、その自己紹介文のことで、「私は文章苦手で、そういうの書き方わかんないし、ちょっと例文を書いてみてよ」ってたのんだら、管理人さんからこんな文章が送られてきたよ。以下引用

3サイズ ひ・み・つ・・フフ・
好きな男性のタイプ やっぱりお金持ちの人がいいかな。な〜んて、冗談。 たまみは優しい人が好き
ペット サソリ。最近飼い始めたのだ。でも、すぐに死んじゃったの。だって、全然餌とか食べないんだよ。だから、カメムシをあげたら、逆に脅されちゃってるの。情けないぞ、サソリ君。がんばれ!
 趣味 たまみはお掃除が大好きなのだ。お部屋がだんだんきれいになっていくでしょ。そうすると、心も洗われる気がするの。あなたのお部屋もお掃除しちゃうぞ
 夢  たまみは牛が好き。だから、いつか牛と結婚したいの。な〜んて冗談だよ(笑) ほんとはね、画家になってたくさん絵を描きたいの。でも、いつか素敵な人とめぐり会ってお嫁さんになるのも夢なんだよ。素敵な王子様、早く私を迎えに来てね

・・・・めまい(脱力)。
管理人さんのねらいって一体なに?
しょうがないから、自分でちゃんと考えることにした。
もうアップしてあるかな?暇な人は見てね。

今日は雨で洗濯物が乾かんし、難儀するよ。
明日は晴れるかね。
もう、眠いし寝る。
また明日ね〜。


2000,10,18

雨があがって、おかあさんは畑にいった。
今日は紅イモの苗を植えるんだそうだ。
朝から、気合いが入っている。今ぐらいの時期に苗を植えると、収穫できるのは3月ぐらい。
本当は、夏(8月ぐらい)にやりたかったそうだが、夏の間はずっと民宿が忙しくて、畑に出られなかったのだ。
「やっと畑ができるさ〜」
お母さんの顔は喜びで輝いている。
今日のために、畑の草を取り、耕して、土地の手入れを怠らなかったお母さんである。ここ、竹富島のお年寄りは、本当によく働く。
掃除、洗濯、炊事、畑仕事と、休むことなく、マメに動く。
その他、島の行事や集まりなどのんびりとした島の様子からは想像つかないくらい、やる事がたくさんあるが、段取りよくこなしていく。6月から9月ぐらいまで、連日満室状態で、目が廻るぐらい忙しかった頃、私はおかあさんに「毎日、肉体労働きついよねえ」と愚痴ったことがある。(実際、ひと夏で体重が五キロも落ちた私だった)
そうしたら、おかあさんはカラカラっと笑って、「これぐらいは、なんでもないさ。戦時中の苦労に比べたら、こんなのは労働とは言わんよ。フツーのことさ〜」と言ってのけた。さすがだ。戦時中、いつ爆弾が降ってきてもおかしくない状態で、早朝から日暮れまで乳飲み子を背負いながら畑仕事をして、食べるものも着るものもほとんど自給自足で、お年寄りを含む大家族を養ってきた女性の言葉は強い。
いいガタイをした若いもんのくせに、愚痴をこぼした自分が、ちょっと恥ずかしかった。10月に入ってから、お客さんは減ったが、今度は、種取り祭の準備で忙しい。
女性が台所に集まって、大量のニンニクを切っている。
これをじっくりと漬け込んで、甘く味付けして、種取りの時のチャウキ(お茶菓子)にするのだそうだ。家中にニンニクの香りが漂っている。
すごい。
匂いだけで、精がつきそうだ。よ〜し、明日も頑張るぞ!


2000,10,19

昨夜、常連さんのS君から電話があった。S君は、当民宿のお客さんの中でも特に、『血中八重山人濃度』が高い人である。
何年も前からの常連さんで、数週間滞在型で、大阪から渡り鳥のように年に何度かこの宿にやってくるのだ。サーフィンで日焼けした肌と、長髪。
おそらく、東南アジアのどこにいても、馴染んでしまうであろうエキゾチックな風貌。はじめて観光でやってきた人は、彼を島の住人だと思うらしい。
道を訪ねてくる人もいるが、そんな時は、まるで現地の人のようなイントネーションで、親切に近道を教えてあげたりする、好青年でもある。当民宿の『夏休み恒例バーベキュー大会』時の、オカマのチーママの扮装はS君のお得意芸である。
みんなの大爆笑の渦の中、仕種や、言葉使いまでオネェになりきって、淡々と三線を弾く。三線も達人の域だ。
彼のあの芸を前にしたら、私の『簡易ストリップ』などは、ほんの子どもだまし。まだまだだ。そんなS君との久しぶりの会話だ。

S君「どう〜。お玉ちゃん」
お玉「いや〜、S君!わたしな、最近三線はじめてんで」
S「(鼻で笑う)はまったな、ついに」
玉「ちょっと、弾くし聞いてんか。ええか?(安里屋ユンタのイントロをしばらく演奏)」
S「・・・・・」
玉「どう!?」
S「玉ちゃん、それ古い方の安里屋ユンタやで。工工四(くんくんし・三線を弾くための独特の譜面)のまま弾いてるやろ。」
玉「工工四なんかみたことない(読めん)よ。聞いて覚えただけ。」
S「やっぱりな、新安里屋ユンタ弾けなアカンで。ちょっと、おれが弾いたるし、聴くか?ちょっとまっとりや」(チューニングののち、流暢に演奏。すごくうまい。)
玉「すごいな〜!やっぱりうまいな。」
S「教えてほしいか?」
玉「うん!教えてくれるの?」
S「(また鼻で笑う)今度、種取りの時に行くし、レッスンしてやってもええで。レッスン料は、そうやな〜、ひとり千円にしといたるわ」
玉「え〜!(ブーイング)お金取るの?」
S「あったりまえや。これで、ちょっと宿代を浮かすんじゃ。ただし、二回目からは30パーセント割引き、三回目は半額や。」
玉「(結構良心的かも)そんなら、頼むよ。他にも三線持ってくる初心者が何名かいるから、教えてあげるね」
S「よっしゃあ」

夏休みにS君とたまたま同宿して、彼の馴染みの石垣の三線店に一緒に出かけていって、その場の勢いでケースいり三線セット(五万円ぐらい)を購入してしまったお客さんが二人いるのだ。
石垣から、竹富の港に帰ってきた彼らが嬉しそうに三線を抱えているのをみて、大笑いしてしまった私。彼らも今度の種取り祭には、しっかり予約を入れてある。
すでにお客さんでいっぱいなので、仲良く倉庫で雑魚寝するそうだ。
いまから、楽しみだ。


2000,10,20

ビギンの『竹富島であいましょう』のMDを聞きながら、スターバックスのうまいコーヒーを飲んでいる。
どちらも内地から送ってもらった頂き物だ。
MDを送ってくれた、常連さんのまゆみちゃんに感謝。
コーヒーを送ってくれた、T-DONの管理人さんに感謝。
取りあえず、まず神棚に御供えしてから、いただいた。(お女中の部屋には、ちゃんと神棚があるのだ)
・・・至福(合掌)。ちょっと前のことだが、
内地から石垣島に出てきた旧友が、「はい、これ。たまちゃんにプレゼント」といって、スターバックスコーヒーの紙袋をくれたことを思い出した。
「ん?」
紙袋だけ?中身はどうした。
もしかして、紙袋の匂いを嗅げってこと?
あたしゃ犬か。
くんくん、たしかに良いかおりはするけどさ。
よくわかんないけど、内地の友達が、わざわざ持ってきてくれたものだから、今でも大事に取ってある。

それはそうと、この前すごいものを見てしまった。
ヤモリの共食い!
みんな、ヤモリが共食いするって知ってた?ほんの小指ぐらいの小さなヤモリを、でかいヤモリが追い掛けていって、いきなり頸のあたりをパクっとくわえたんだよね。
最初は『ああ、親が子どもをくわえてどっか安全な場所にもっていくんだな』と微笑ましく思って見てたんだけど、なんか様子が違う。数秒後に小さいのがぐったりとなっていって、おそらく絶命。そのあとは・・・(あんまり描写したくないなあ)。
えっ? アンタまさか、それ食うの? って感じ。私はトイレで用を足しながら、一部始終を見てたんだけど(なんせ、目の前)、ちょっと、びっくりしたね。
ここには餌になる虫がうじゃうじゃいるのに、なんでまた同じ種のヤモリをたべるんだろうね。どんな味がするのか、いっちょ食ってみるかと思ったのかな? 人間でもたまにそんな人がいるみたいだし。もしかして、そういう嗜好のあるヤモリ?
謎だ。


2000,10,21

秋晴れ。
天気が良いので、お客さんはビーチに泳ぎにいった。
シーツもタオルケットもばんばん乾く。ありがたや。
昨日なんぞ、ちょうど内地の真夏のような暑さだったので、私はノースリーブで過ごした。さすがは南国。さて、昨日ヤモリのことをかいたので、今日はサソリにしよう(笑)。
実は、ついこの前まで、私はお女中部屋でサソリを飼っていたのだ。はじめてサソリと出逢ったのは、6月ぐらいだったろうか。
早朝、枕許の目覚まし時計を止めようとして、腕のすぐ近くに何やら黒いものがうごめいているのを発見。
寝ぼけマナコをこらして、よ〜く見ると、尻をピンと持ち上げたサソリがいるではないか。
『さっ、さそりぃ〜?ちょっとまってよ。これってすごくやばいんじゃないの?さされたら死んだりするんじゃなかったけ』
話には聞いていたが、見るのは初めて。それも自分の部屋の中にいるなんて、なんてデンジャラスな環境なの。
しばらく茫然と眺めていたが、めったに見かけないサソリを生け捕りにして、みんなに見せびらかしたい欲求にかられ、めぼしい道具を探すことにした。
押し入れを開けて捕獲できそうな道具を物色していると、ただならぬ気配に気付いたのか、サソリが走りはじめた。
『やばい!お客さんの部屋にいっちゃダメだ!』
とっさに手許にあったハードカバーの本で思いきり叩く。・・・しばらく後に絶命。
まあ、仕方がない。誰かに見せたくて、うちわに亡骸を乗っけて、宿のお父さんに見せにいった。
お父さんの話によると、こっちのサソリは比較的毒性が弱くて、刺されても死んだりはしないそうだ。痛みもムカデの4分の1ぐらいなんだと。4分の1?誰がどうやって比べたんだよ。つっこむと『いっかい刺されてみたらわかるさ〜』とお父さんは笑う。

私、ムカデに刺された事はあるけど、あれの4分の1か。ううむ。(ムカデ、かなり痛かったぞ)2回目にサソリを見つけたのは、ついこの間のことだ。
午前中に客室を雑巾がけしていて、窓枠の所でじっとしているサソリを見つけた。
コップと紙切れを使って、そう〜っと捕まえる。うまく生け捕りに成功。
容器にラップをかけ、空気穴をあけ、飼いはじめた。
嬉しがって、『サソリン』なんて名前をつけて、朝な夕な眺めて愛でていた。
もしかして、こいつがメスで身ごもっていて、産卵とかしたらすごいな。(サソリの幼虫は真っ白で、母親は子供達を背中に乗っけて世話をするんだそうです。その筋に詳しい友達から聞いた話)夢はどこまでも膨らむ。しかし、この『サソリン』は、数日後に私のちょっとしたミスで死んでしまう。その時のことを書こうとするとダメみたい。悲しすぎる。もう、申し訳なくて、気の毒で。いつか、心の傷が癒えた時、『サソリン』のことを書けるかも。これって、ペットロス状態?


2000,10,22

夕方、宿のお母さんがイリオモテから帰ってきた。
今日は竹富町の運動会で、各離島の人々がイリオモテに集まって、地域ごとに別れて競技をしたそうだ。
優勝したのは他の大きな島だが、竹富島は、「縄ない競争」で一等賞だったという。
1チーム10人の団体競技で、ひとりひとり決められた時間で、順番に縄をなっていって、一番長いチームが優勝。
二位の大原チームとは10cmぐらいの僅差だったそうだ。
うちのお母さんは竹富島チームのアンカーだった。竹富島の昔の人は、ほんの子どもの時から、子守りをしながら縄をなって、家計を助けていたので、縄をなうのがとても早い。高得点を出したのは、竹富島出身者が多いチーム。
なるほど。


2000,10,23

内地はだんだんと寒くなってきたと友達に聞いた。
朝、吐く息が白かっただの、セーターを出しただのいう話を聞くと、なんだかなつかしい。こちらでは日中は半袖で、夜は、タオルケット一枚。体感温度は内地での夏だ。でも、朝夕はすこし涼しいから、今夜あたりは窓を閉めて寝ようかなという感じ。
内地では、夏から秋へ移るのが早いけれど、こちらはゆっくりと良い季節を味わっている。お客さんが少ない日の午後は、のんびりとして、御飯のあとに眠くなる。部屋の四方の窓を開け放し空気が通るようにして、畳の上にごろんと横になって、読みかけの本を広げる。
暑くもなく、ちょうど良い風が、のれん代わりのたっぷりとした薄い布を波のように膨らませ、優雅に揺らす。
風向きに寄って途切れ途切れに聞こえてくる水牛車観光の三線の音色が、耳に心地よい。
しばらくすると、不覚にも私はうつらうつらとしてくる。目は何度か活字を追いかけようと努力するが、いつの間にか本のあいだに指を挟んだまま眠っている。
何かの物音で意識がもどりかけても、深いところに沈む方が気持ちがいいものだから、ついつい負けてしまうのだ。
夕方までの時間、覚醒と浅い眠りのあいだを、私は何度かいったり来たりする。今ぐらいの季節のお昼寝は、とても気持ちがいい。


2000,10,24

この頃、「『お女中でござる!』を見て、この宿に来ました」と言ってくれるお客さんが増えた。
他の宿に泊まっているのに、わざわざ私を訪ねてきてくれた人もいた。やっぱり、「いつも観てますよ!」と言われると、お玉も嬉しいでござる。そういう人には、特別に私から、なんかあげたいなあ。記念品でも作っておこうかな。「オリジナル絵葉書」みたいなのね。「キャラクター入り饅頭」とか、「しゃもじ」なんかはどうだろう。(ごめん、変なもんばっかり思い付く)
まあ、こういったものの企画は、親ホームページの『T-DON』の管理人さんがお得意なので、おまかせしちゃいましょうね〜♪ということで、

♪三線のお稽古その後♪
先日の『ゆんたく』でお馴染み、『私の三線師匠』のS君に小技を教わって、少しましに弾けるようにはなりましたが、まだまだトロい私です。
「安里屋ユンタ」はなんとか止まらないで演奏できるものの、「十九の春」や「竹富音頭」は課題多し。
ビギンの「竹富島であいましょう」が弾けるようになるのはいつの日か。「国民の歌」は前から大好きな歌なので、これはなんとしてもマスターしたいところ。比較的簡単で、なんとかなりそうな気配!頑張ろっと。
みんな、この歌 知ってるかな?
歌詞をちょっと紹介するね。こんな歌。

♪国民の酒 泡盛は 安くて まわりが早い
ウィスキーでは 高すぎる
ビールでは 苦すぎる 
国民の酒 泡盛は 我らが 泡盛を守る♪

♪国民の紙 チャチリ(昔のトイレ紙らしい。再生紙?)は 安くて 枚数が多い
ティッシュでは高すぎる 
新聞紙では硬すぎる 
葉っぱでは冷たすぎる
国民の紙 チャチリは 我らが チャチリを守る♪

♪国民のたばこ 新生(昔のたばこ、私は見た事がない)は 安くて 本数が多い
ピースでは 高すぎる 
バットでは 苦すぎる
国民のたばこ 新生は 我らが 新生を守る♪

これには、昔からの常連さんが作った、替え歌もある。
のはら荘の歌本(そんなものが存在することに驚く)にしっかり載ってある。

♪国民の宿 のはら荘は 安くて 料理がうまい
ホテルでは 高すぎる 
野宿では 淋しすぎる
国民の宿 のはら荘は 我らが のはら荘を守る♪

この他、本には載っていない替え歌も・・・

♪国民の浜 コンドイは きれくって 美人が多い
桟橋では 近すぎる 
アイヤルでは 速すぎる(潮が速い。遊泳禁止)
国民の浜 コンドイは 我らが コンドイを守る♪

あと、最近のお客さん(バイクが好きな男性)が宴会の時に、即興で作った歌詞
これ、とっさに作ったわりには、なかなかよろしい。

♪国民の足 バイクは 安くて 移動が速い
車では 高すぎる 
徒歩では 遅すぎる
国民の足 バイクは 我らが バイクを守る♪(ほのぼの)

こんなふうに、いくらでも替え歌が作れるので、皆さんもチャレンジして作ってみて下さい。
みんなで歌えそうな自信作ができたら、私宛に、ハンドルネームを添えて送ってね。
私が、これ!と思う歌詞は『ゆんたく』で紹介のうえ、「お玉の三線歌本」を作る際に、作者名入りで書き加えるかもしれません。(あんまり嬉しくないか)まってるね〜!


2000,10,25

ちょっと〜!台風19号だよ。また、台風(ため息)。今朝の10時頃だけど、段々と暴風雨が強くなってきてる。
船は今朝から全便欠航で、お客さんは島に足止めだ。
たぶん、明日には移動できると思うけど、少し気の毒。せっかく八重山に来たのにね。宿の予約の電話の際、「あの〜、当日のお天気はどうでしょうね。台風とか来ませんかね」と、聞いてくるお客さんが、たまにいる。
そんなこと、私に聞かれてもなあ。困っちゃう。
予言者じゃあるまいし、一ヶ月先の天気なんて、気象庁でも予測できないと思うんだけど(笑)。
「さあ、わからないですね。こればっかりは運ですね」としか答えようがないぞ。まあ、入れ替えも送迎も洗濯も掃除もないのは台風の時くらい。今日はちょっとのんびりしよか。

さて、常連さんの大阪人「S君」からまた電話があった。先日、種子取りのお祭りにS君も来ると言う事を、ここに書いた。それを知った、他のお客さんから「S君、種子取りに来るんだって〜?」といった内容の手紙を、たくさんもらったそうだ。しかし、送ってくれた人、何人かに心当たりがないらしい。夏は泊まりあわせるお客さんが多いので、顔と名前が一致しないのも無理はない。集合写真を添えてくれた人もいるが、肝心の本人がどのひとか解らず、彼は困っている。
「手紙のお礼言いたいけどさ、みんな電話番号かいてへんのよね〜」(お返事書いたらいいのにって思うけど、S君は筆無精みたい。まぁ、たぶん忙しいんだね)
それで、お願い。
「S君」にお手紙を出す時は、電話番号も添えてあげて下さいね。


2000,10,28

私が竹富島に来て、半年以上たった。
新聞もテレビも、ろくに見ていないものだから、すっかり世の中の動きに疎くなってしまった。
★最近の自分が『浦島太郎状態』だと感じたこと★
1、知らない間に日本の首相が変わっていた。
2、テレビで重量挙げをやっているのを、一瞬「はて、なんの番組だろう?」と思ってしまった、オリンピック。
3、二千円紙幣の本物をまだ見た事がない。流通してる?
4、新500円玉が出た事を、ごく最近友達からのメールで知った。(自動販売機で使えないってホント?)
すっかり、楽園ボケしてる私。
今度、冬に内地に帰省する予定だけど、緊張する〜(笑)


2000,10,29

台風が去って、快晴。
竹富島らしい、青空が戻ってきた。ゆうべは三線をお客さんに初披露した。
ほんのちょっとだけだけど。唄いながら弾くのは、まだ無理なので弾くだけ。
「十九の春」だけ、なんとか弾けた。何人かは、私の演奏にあわせて唄ってくれた。
嬉しい。


2000,10,30

昨日の夜から雨。時々強く降る。ゆうべは大きな雷が鳴った。
ピカっと光ったかと思うと、すぐにドーンと大きな音。
あまりのすごい音に、天井に張り付いていたヤモリが落っこちた。
なにが起こったのかわからないらしく、しばらくキョロキョロしてる。
雷、近くに落ちたのかな?さっき、近所のタコ取り名人のおじいさんから、タコをもらっちゃった。
とれたてですごく美味しそう。
名人は、タコの巣穴がどこにあるか、知り尽くしているのだそうだ。タコは自分の巣のまわりに、珊瑚や石のかけらを円形に置いて並べるという。
縄張りの意味かな?それとも庭石のつもり?
やっぱり巣穴を保護するためだろうか、見た事がないからうまくイメージができないんだけど。しかし、タコよ、そんな事をしたら、
『おじいさん、ここにうまいタコの巣があります。どうぞ食って下さい』
っていってるのと一緒ではないかい。ありがたや、明日のおかずはタコの煮物だもんね。


2000,10,31

台風20号がこっちに向かっております。
明日の明け方に接近するらしいですが。見ましたよ!『真夏のメリークリスマス』
今頃になって、やっとビデオで。竹富島が出てくるのって、最初のあたりだけなのね。
それでも、知っている人や、建物や、町並がでてくるので、「あ〜、これは、あそこだよ!」ってお母さんと二人で盛り上がってた。
お母さんの親友の家がロケに使われたと言う話を聞いていたので、「ありゃ〜っ!オバ〜の家だヨ。わはは〜」って受けてた。中谷美紀ちゃんが可愛いので、お父さんは「あ〜、やっぱりドラマに出ればよかったかね」なんて笑ってた。中谷美紀ちゃん、お父さんのツボかも(詳しくは『お玉がゆく!』の『憤怒のお客さん送迎編』を読んでね)。

私は久しぶりに竹之内君をみて、ぼーっとしちゃって口元がゆるんで半開きになってた。
なんか、ひさしぶりに目の正月をさせてもらったよ。
管理人さん、ビデオ送ってくれてありがとう。


2000,11,1

こっちも朝晩はずいぶん涼しくなった。
今日から寝具は、タオルケットから毛布にかわった。
大きいお布団はまだ出ない。

さて、昨日のタコの話の続き。
タコ捕り名人に聞いた話だ。

タコが巣穴のまわりに珊瑚を並べてあるのは、彼らにとっちゃ、玄関のドアみたいなもんなんだと。
嵐で波がきつい時には穴を塞ぐように並べて身を守る。
穏やかな日にはそれを広げて置き直して餌を取りやすいようにするんだって。
合理的だ。

名人はタコの吸盤の様子でオスとメスの区別がつくそうだ。
素人でもわかる見分けかたはなんだと思う?
いちばん、わかりやすいのは手の先を見ること。
オスは一本の手の先に、すごーく立派な生殖器がついているそうだ。
それはとても硬くて長い(書いててなんとなく恥ずかしいぞ〜)。
名人いわく、「どんなに煮ても、あれだけは硬くて食えん!」そうである。
しかし、手の先に生殖器があるって、もしも人間だったらすごい話だよね。
手袋しないと危ない(笑)。

で、タコの巣によってはオスとメスの巣穴が地下でトンネル上につながっているものもあるそうだ。
これをズバリ「夫婦穴(めおとあな)」という。

「めおとあな」だって!(キャ〜)
演歌のタイトルにありそうで、ないよなぁ(笑)。
め〜おとぉ〜あぁ〜なぁ〜♪、なんて、艶っぽすぎるよね。


2000,11,2

おつかいで石垣島に渡った。台風のあとなので、船は普段よりも大きく揺れる。
しかし、石垣に向かうよりも、竹富に帰る船の方が揺れが激しいのはなぜだろう。
ちょっと気持ちが悪くなった。今日は曇っていて少し肌寒かった。
これからこちらに旅行する人は、なにか羽織るものを持ってきた方がいいかも。


2000,11,3

蘇鉄の実から味噌が作れるって、知ってた?物がなくて、なにもかも自給自足の時代、
宿のお母さん達は蘇鉄の実を取ってきて、味噌を作ったのだそうだ。
実を割って、干して、砕いて粉砕して、味噌づくりをする。
「蘇鉄の実から作った味噌は、いまの味噌よりうまかったねぇ」と、お母さんはいう。
どんな味なんだろう。興味が湧く。当時は今の何倍もの人口があって、畑がたくさん並んでいて、美しかったそうだ。その頃はカマドにマキをくべて、御飯を炊いていた。
もちろん、水道などなかったので、炊事をするための水を、集落の共同の井戸から運んだ。洗濯用の水、風呂の水、家畜の飲み水。炎天下の畑の散水。
毎日の生活に、水は欠かせない。
井戸から水を運ぶのは子供達の仕事。
年端もいかない子供達が、大きな桶を担いで、井戸と家をなんども往復したそうだ。昔、蘇鉄の木は竹富島のいたるところにあったが、最近はあまりみかけないという。
その代わりにギンネムの木が元気いっぱいに繁殖している。
ギンネムは牛の飼料になるのだそうだ。
一周道路なんかにたくさん生えているらしい。どれだろう。


2000,11,5

先日募集した『国民の歌』の替え歌その後。人に呼びかけておいて、自分で作らないのはどうかと思うので私もひとつご披露。♪国民の鳥 アカショウビンは 早起きで 鳴き声がきれい
アヒルでは声が悪い ニワトリではうるさすぎる カラスでは なんだか不吉
国民の鳥 アカショウビンは 我らを 穏やかに起こす♪取りあえずこんなんでどうでしょう(笑)。アカショウビンって知ってるかな?
鳴き声が透明で美しい鳥。
森の中なんかにいて、朝夕に独特の声で鳴くの。
ニワトリをハードロックとしたら、アカショウビンは雅楽といったところ。島に来たら探してみてね。


2000,11,10

また『国民の歌』!私宛に直接送られてきたメールの中にも秀作があるので、ちょっとご紹介。
(お名前を紹介したいけれど、ご本人がハンドルネームを添えていないので残念)

♪〜国民のお女中おたまは丈夫で長持ちするのだ!
山田花子ではあたま悪すぎる・・・デヴィ夫人ではうるさすぎる・・・
ダンプ松本では怖すぎる・・・桃井かおりでは性格悪すぎる・・・
国民のお女中おたまは♪〜われらはおたまを慕う♪〜♪〜

♪〜国民のお女中おたまは最高のペットなのだ!
サソリでは安眠できない・・・きりんでは天井が低い・・・
カバではえさ代が莫大・・・クラゲではウツ病になる・・・
国民のペットおたまは♪〜われらはおたまを可愛がる♪〜♪〜

あらま、あたしゃついにペットですか。
おまけにカバと同列とは〜。心中穏やかでありませんね(笑)。クラゲを飼うっていうのは興味湧くね。
でかい水槽に水をはってクラゲ入れて、下からライトあてたりしたらどうだろう。
ちょっと飼ってみたいぞ、クラゲ。ま、お女中ネタの歌は、本人が唄うの、こっぱずかしいもんで、たぶん実用化はしないと思いますが
面白いのでここに載せました(笑)。
しかしこの方、なかなか替え歌のセンスあります。次回作にも期待しましょう。


2000,11,13

みなさん、おひさです。
このたびお女中は、しばしのオヒマをいただいて物見遊山へ。
東京ディズニーランドにいってまいりました。
実は、今回が生まれてはじめて。『まだ、いったことがない日本人がいたなんて!』と驚いてくれた管理人さん、東京でスパゲティおごってもらって嬉しかったです。久しぶりの本格パスタ。幸せだった〜♪ディズニーランドから宿に帰って、万歩計を見たらなんと2万7千歩もカウントされてました。
次の日は筋肉痛で、もうたいへん。
島では階段を昇り降りする機会がほとんどないので、普段つかわない筋肉がびっくりしたのかな。それと、やっぱり内地は寒かった!
歩いていて、顔がパシパシ冷たい感覚なんて久しぶり。帰りの飛行機は那覇で乗り換えだったんですが、東京(さむ〜)→那覇空港(うわ!あぢ〜)→石垣空港(那覇よりましだけど暑い)→竹富島(ほえ〜、涼しい〜、気持ちいい)って感じでした。
きっと島は風が通るので、涼しく感じるのでしょう。帰ってきたら、お客さんから「応援メール」や「CD-ROM付きお手紙」などが届いていて、なんだかすごく嬉しかった。励みになります。送ってくれた皆さん、ありがとうございます。年季があけるまで頑張るね(笑)。島では私がいない間ずっと、大雨がふって床下浸水しそうなほどだったそうです。
この季節は雨が多いのかもしれませんね。
昨日も今日も雨なんだなあ。
昨日の満月、観られなくて残念!


2000,11,14

あ〜!びっくりした。
地震だよ。地震。夜中の一時過ぎぐらいだったから、もちろん眠ってました。
なんか揺れてるような気がしてびっくりしたんだけど、危機回避能力より、睡魔の方が強かったのか、また眠っちゃった。
眠りながら「今の揺れは夢かもな。夢だ、きっと。起きんでよし」って思ったり。そんなんでまたレム睡眠に入りかけた頃、内地の友人達からピロピロと電話がかかってくる。
『そっち、地震あったんちゃうの?大丈夫か、玉ちゃん』
『(眠い)・・・うん。地震あった(やっぱり地震だったのか)。大丈夫だよ。眠いし寝るね』
心配して、せっかく電話をくれたお友達には申し訳ないが、とにかくワタシは眠かった。翌朝のニュースで見たら、震源地は西表島でマグニチュード3ぐらいだったそうだ。
宿のおとうさんは、夜中に起きて知っていたが、お母さんは熟睡していて知らなかったという。
『え〜そう?地震あったの』っていいながら、ニンニクの芽入りモヤシチャンプルをジャッジャッと炒めるお母さん。
なんだか良い感じの朝だった(笑)。


2000,11,17

また地震だ〜!
今回は石垣島で震度4だったそうです。ちょうど夕御飯まえ。
たまたま私はお母さんといっしょに外出してた。車を運転していたので、まったく気がつかなかった。「なんか、いま、地震があったんだって〜!」
ニュースを見ていたお客さんが言った。
彼女は食堂に座って御飯食べていたけど、気がつかなかったそうだ。
竹富島の震度ってどれぐらいだったのかな。「わからんかったさ〜(笑)。取りあえずうちらも食べようね」
座ってしばらくすると、電話がかかる。
地震のニュースをみて心配した内地の常連さん達からだ。
次々にかかってくる。
「なんともないよ〜、心配いらんさ〜」
お母さんの声を聞いてみんな安心したようだ。しかし、このあたりの地震が最近になって多いのは無気味。
用心するにこしたことないし、避難グッズそろえとくか。
えーと、懐中電灯と、毛布、水筒、缶詰め、発煙筒・・・(いらないか)。島の緊急避難場所ってどこになるんだろうな。
万が一、大地震で地盤沈下とかしたら、どうなっちゃうのかしら。
いちばん高いところで「海抜15メーター」ぐらいって聞いたぞ。
さあ、どこに逃げる?!
取りあえず、避難グッズのなかに足ヒレもいれとくか(笑)。


2000,11,21

昨日の夜も地震あり。
もう、あんまり驚かないもんね。
でも有事に備えて、足ヒレは枕許に(笑)。このまえ、面白い歌を教わった。
かつて竹富島に住んでいた、長寿のおじいさんが作った名作。
歌詞カードをもらってきたので、皆様にご披露。

『ないないづくし』
ないないづくしの敬老員
誰でも年はとりたくない
白髪が生えても仕方ない
あたまが禿げても仕方ない腰が曲がるも仕方ない
杖を頼るも仕方ない
ホームに行くのも仕方ない
それでも愚痴はこぼせない若い世代はまた来ない
思い悩むも仕方ない
男女の区別も抜けきれない
カラダの一部が感じないそれでは人生つまらない
健康第一死なれない
故にこの世はすてられない
死んだら年金もらえない♪

そのとおり!
死んだら年金貰えない(笑)。
長寿の島のお年寄りらしい、ポジティプな名文句だと思いませんか?
三線と歌がお得意のおばちゃんに、この曲をリクエストしてやってもらったんだけど、
最初に聞いた時は爆笑しました。
メロディがまたいいの。おとぼけな感じで。
肩の力が抜けちゃうんだなぁ。


2000,11,23

種子取祭のはじまり。近所の人が粟モチを作って、持ってきてくれた。
大きいので、小さくカットしていただく。
できたてで、すごく美味しい。お祭りのあいだのごちそうは、この粟モチと、タコ、ニンニクの漬けたの。
あと、モヤシの和え物なんかだそうだ。
ニンニクは美味しく漬け込んであるので、ゆく先々で食べ過ぎてお腹を壊した常連さんがいる。
翌朝、粟モチを一緒に作ってるとき、お腹が下って大変だったそうだ。
私も気をつけよう。この頃、島の人たちは夜遅くまで、芸能の練習をしている。

初めての種子取祭り。
なんだかときめく。