沖縄の台風

初心者コース

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台風

沖縄では台風がつきものです。観光旅行においても時として大きな障害になります。

台風に遭うかどうかは運次第ですが、とりあえず台風とは何かということについてもっと知ってみるのもいいかもしれません。

 

沖縄では台風が接近すると、沖縄在住の外国人向けのテレビ・ラジオでも台風情報が流されます。観光客が目にする機会はあまりないかもしれませんが、日本とは台風の規模を測る数値や基準少し違っています。

次に紹介するのは、沖縄の米軍の家族向けに台風とは何かについて紹介しているサイトから記事を翻訳したものです。 (原文はこちら → What is a Typhoon?

台風は沖縄において生活の一部であり、7月から11月までが台風シーズンです。私が最初に沖縄を訪れたとき、台風について知っていることと言ったらテレビで見た事柄ぐらいでした。ですから、私が研究をし、多くの情報を得た台風に対して心構えをすることは、多くの軍人の一家にとってとても役に立つことになると思います。おもしろい情報はたくさんあるのですが、それらの大半は全く役に立ちません。ですから、要約版をご覧にいれましょう。

ハリケーンを経験したことのある人であれば誰でも台風がどういうものか知っています。台風と呼ばれているものは何か別の物だと思っていませんか? 台風とハリケーンは全く同種のものなのです。どちらも熱帯性低気圧なのです。世界のどこに存在するかによって、呼び名が異なっているのです。ノースカロライナの沿岸に住み、フラン、バーサ、ボニー、デニス、フロイドなどのハリケーンを見てきて、私は台風とは何なのかということについて素晴らしい知識を得たのです。まあそう思ってるだけかもしれませんが。事実、あなたに読んでもらっているこの記事を書くことだって学んだのです。

熱帯性低気圧とは前線のない大規模な低気圧であり、熱帯または亜熱帯の海で発生し、一定の範囲内に激しい風の循環と環流を生じさせているものです。英語ではどちらも暖かい水面上での激しい雷雨という意味です。

熱帯性低気圧はいくつかの異なったレベルがあり、風速が34ノット以下の状態が最初のレベルです。(私のように、1ノットというのがどれくらいか分からないという人のために説明しておきます。時速1メートルというのは0.864ノット。1ノットは時速1.853キロです。(訳者注:日本では、一般的に「秒速17メートル以上のものを台風と呼ぶ」と言われています。1ノットは秒速0.51メートルです。))
 低気圧の第2レベルは熱帯性暴風雨であり、風速が34ノット以上になった場合です。熱帯性暴風雨は名前が付けられます。私たちがいた沖縄は太平洋北西部にありますが、暴風雨の名前はアメリカと同様アルファベット順のリストに従っていました。アメリカと違うのは、そのリストは各年ごとに「A」から始まるのではなく、前年の続きから始まるという点です。

風速が64ノットになると地域により、台風、ハリケーン、猛烈な熱帯性低気圧、猛烈な熱帯性暴風雨などと呼ばれるようになります。沖縄では台風と分類されます。アメリカと異なり、台風はシンプソン・スケールによる格付けはされません。

風速130ノットになるまではタイフーンであり、それを超えると「スーパータイフーン」になります。スーパータイフーンなんて、なんだかすごくこわいですよね。スーパータイフーンはアメリカではカテゴリー4か5に該当します。
1992年のフロリダのアンドリューと呼ばれたハリケーンや1989年のサウスカロライナのヒューゴを経験したか、または覚えている方もいると思いますが、それらがカテゴリー4でした。あなたが1969年のルイジアナのカミールを思い出せるほどの年齢であれば、それがカテゴリー5でした。だから、スーパータイフーンがたった長さ67マイル、最大幅17マイルの島 (訳者注:沖縄のこと) を襲うのは決して楽観視できることではないのです。このため、軍は台風の状況について非常に真剣なわけです。

その地域で熱帯性低気圧が現れると、ラジオやAFNテレビで台風状況が放送されるのを聞くようになります。最初の状況は台風状況4(TC−4)です。
TC−4の間は、風速50ノット以上の破壊的な風雨が72時間以内に島を襲う可能性があるということです。台風に備えての災害装備品がもし手元になければ、用意することになります。
TC−3の間は、同様の風雨が48時間以内に島に接近する可能性があるということになります。この時点で、自分の家の周りの風に飛ばされやすい物を屋内にしまっておきましょう。
TC−2になると、同様の風雨が24時間以内に接近する可能性があるということになります。この時点で、ピクニックテーブル、植物、おもちゃなどの戸外においてあるものを全て家の中、または店内にしまいましょう。台風で飛ばされる可能性のあるものは全て安全にするか、屋内にしまいましょう。
TC−1になると、同様の風雨が12時間以内に接近する可能性があるということです。この時点で、飲料水を用意したり、嵐の間の必需品を確保しておきましょう。(もしスーパータイフーンが予報されているなら、バスタブに水を満たしておきましょう。)

TC−1C(注意、CharlieのC)になると、島では風速34〜49ノットの風が吹き、12時間以内に50ノットに達するだろうと予想されます。この時点で、全ての基地は閉鎖され、必要不可欠な軍人以外は帰宅し、嵐が過ぎ去るまで待機することになります。
TC−1E(非常時、EchoのE)になると、風速50ノットの破壊的な風雨が島を襲います。電力と水は止まってしまうかもしれません。外出することは危険です。
TC−1R(回復、RomeoのR)風速50ノットの風は過ぎ去りますが、34〜49ノットの強い風がまだ吹きます。予め選任された非常時の片づけ要員以外は外出すべきではありません。垂れ下がった電線や木など危険な状況はまだ残っています。
TC−SW(嵐の経過観察)では、嵐は過ぎ去っていきますが、 まだNariのような予期できない台風 (訳者注:2001年9月に発生した台風16号のこと。迷走して台湾で大きな被害を出した。) の危険性があります。基地は2時間以内に再開できます。
最後にTC−AC(完了)になると、災害的な状況はもはやありませんが、住民は注意しなくてはいけません。

大半の台風は単にうんざりするだけのものだったり、パーティーを開くための良い口実になるだけですが、非常に危険な台風もあります。だから、台風に関しては真剣に取り組み、非常装備品はいつも身近に用意しておきましょう。特にお子さんのいる家庭では心がけてください。望むべき基本としては、家族全員の4日分の備品を用意しましょう。そして手の届くところに置いておくべきです。

4日分の食料と水
ボトル詰めの水、缶入りの食料、腐敗しないスナック
窓が壊れたときにテープ、ハンマ、釘、ボール紙
水を拭き取るための毛布、モップ、タオル
懐中電灯、ローソク、電池と予備の電池、マッチ、防水ライター
電池式ラジオ
救急用品
炭、流動性着火剤、グリル
ペットがいれば、4日分のペットフード
赤ん坊がいれば、おむつ、粉ミルク、パンツ型おむつ、ベビーフード、特別にボトル詰めした水、好みのスナック
退屈しのぎのレンタルビデオやゲーム

あなたにとって台風についての理解や知識の一助になりましたら幸いです。台風はとても重大なものではありますが、たいていの場合は1日の休日をもたらし、家庭でいくらかの安らぎの時を過ごすことができます。だから台風の日は楽しく、しかし気は引き締めて過ごしてください。

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